【ココロノマルシェ】見捨てられ不安を癒したい

こんにちは、カウンセラーめぐです。

ココロノマルシェに寄せられたご相談にお答えします。


今回は、「愛されているとわかっているのに、見捨てられる不安が強くて受け取れない」について。

自分を責めるのをやめて、『与える』チャレンジをしてみませんか。


※ココロノマルシェ
根本裕幸氏の弟子であるカウンセラーたちが、寄せられたご相談にお答えするコーナーです。

cocoro-marche.com


===ご相談文===

見捨てられ不安を癒やしたい
ぴよこさん


私は見捨てられ不安が強いです。

高校生の時に一時的に家族皆の仲が悪くなり(今は和解しましたが)父親に「お前なんか子供じゃない」と喧嘩の際に言われた事がトラウマなんだと思います。

それから、人に…特に家族や彼氏、親友など大切な人に嫌われないように…と気を遣いながら生きてきました。

私はいつも大事な人には尽くしていると思っています。

しかし、相手が自分の期待に添わないような言動や行動をした時に異常に傷付けられた気持ちになり、不安になります。

勝手に期待して、勝手に裏切られたような気持ちになり、一方通行で、いつも大事な人には片想いしているかのような感じです。

本当はわかっています。

相手からも充分に愛されている事が。

でも、どうしても傷付いた気持ちになり、受け取る事ができません。

どうしたら愛されない不安を捨て、愛を受け取り、満たされた気持ちになれますか。

どうすれば、ありのままの自分を愛してもらえると信じる事が出来ますか。


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ご相談ありがとうございます。


ぴよこさんは、どうやら「愛を受けとらない」と決めているようです。
それは何故なのでしょう?


カウンセリングだったら、いろいろとお聞きしたいところです。


・お父さんはどんな人?

・家族の不仲のきっかけや原因は?

・お父さんに「お前なんか子供じゃない」と言われたときは、どんな状況だったの?

・その一言が、トラウマになるくらいショックだったのはどうして?

・見捨てられ不安は、以前はなかったの?

・家族が和解する流れになったのは、お父さんに言われたことが影響している?

・大事な人に尽くすって、具体的にはどんな風に?

・愛されてると分かっているのに受けとらないメリットがあるとしたら、それは何?

・ありのままの自分って、どんな自分?


今回は、ご相談文から推測させていただく部分が多くなりますが、自分を紐解く参考にしてみてくださいね。



ぴよこさんはお父さんのことが大好きで、お父さんに大事にされてきたんだろうなと私は思いました。

そうであれば、「お前なんか子供じゃない」という言葉はショックですよね。

でも、トラウマと思うくらいの出来事になったのはどうしてなんでしょう?

見捨てられる不安だけでなく、ほかにも何かあるかもしれません。


例えば、

・お父さんにひどいことを言わせてしまった罪悪感

・自分が誰かを見捨ててしまうのではないかという怖れ

・自分の力(影響力)の強さへの怖れ

・まだ小さな子どもでありたい、大人になりたくない気持ち


思い当たることはありますか?


で、そもそもなんですけれど。

「お前なんか子どもじゃない」と言ったお父さんは、ぴよこさんのことが嫌いになったんでしょうか?

ぴよこさんのことを、見捨ててしまったのでしょうか?

もし、ぴよこさんの「ありのままの自分」が、「お父さんにひどいことを言わせてしまった自分」なのだとしたら、お父さんは、もうとっくに許しているのではないでしょうか。


じゃあ誰が許していないのかと言うと、ぴよこさん自身なのではないかと思います。

そして、ぴよこさんの心(の一部)は、高校生で時間が止まっているのかもしれないですね。


家族も彼氏も親友もいて、愛されている。

周りから見たら十分に恵まれた人に見えるのに、実は不安が大きくて満たされない。

大事な人と一緒にいても、どうすれば嫌われないかを考えて行動している。

見捨てられないために尽くしているから無理をしてしまうし、思い通りの反応でないと裏切られたような気持ちになる。


愛されていて、嫌われたり見捨てたりはされないと分かったうえで、わざわざ人知れず傷ついている。

まるで、自分を罰しているみたいですよね。


さて、ここで問題です。

ぴよこさんがこっそり不幸せになっていて、ぴよこさんを愛する大事な人たちは喜ぶでしょうか。

尽くさなければ見捨てるような相手のように扱われて、嬉しいでしょうか。

考えてみてくださいね。



>私はいつも大事な人には尽くしていると思っています。

>しかし、相手が自分の期待に添わないような言動や行動をした時に異常に傷付けられた気持ちになり、不安になります。

>勝手に期待して、勝手に裏切られたような気持ちになり、一方通行で、いつも大事な人には片想いしているかのような感じです。


尽くして傷ついたなら、それは愛以外の何かだったということになります。

見返りを求めずに相手が喜ぶことをしてあげて、自分も喜びを感じられるのが、『与える』です。


嫌われないようにという怖れから行動していると、『犠牲』になってしまいます。

相手の反応に気を取られているので、『期待』したとおりでないと不安になったり悲しくなったりします。

これだけ尽くしているから見捨てないでね、だと『取引』になってしまいます。


ぴよこさんの「尽くす」の内訳は、どうなっていますか?


『与える』って、意外と難しいんですよね。

ぴよこさんの場合は、これまでの「尽くす」から引き算するつもりでやってみるといいかもしれません。

『犠牲』『期待』『取引』を取り除いて、相手が喜んでくれることを、自分が素直に喜びにできる分だけ。

完璧にというよりは、なるべく純度を高める感じでOKです。


自分の気持ちをよく観察してくださいね。

正直に、いきましょう。
ちょっと勇気がいるけど。



>どうしたら愛されない不安を捨て、愛を受け取り、満たされた気持ちになれますか。

>どうすれば、ありのままの自分を愛してもらえると信じる事が出来ますか。


ぴよこさんの願いが叶ったら、どんな気分になりますか?

愛されている安心感があって、愛を受け取ることができて、満たされた気持ちになるって、どんな感じですか?

ありのままの自分で愛されていると素直に信じられたら、どんな気持ちになるでしょう。


どんな私が、どんな気分で、何をしているでしょうか。

どんなふうに愛して、どんなふうに愛されているでしょうか。


想像してみてください。
その感情を味わってください。

何度でも。


ここに向かっていけるなら、頑張れると思いませんか。



自分を許すこと。
自分を大事にすること。

与えること。
受け取ること。

たぶんね、ぴよこさんが更に成長する段階なんだと思います。

大事な人たちのためにも、ぜひチャレンジしてくださいね。


一人で取り組むのが難しければ、カウンセリングを受けていただいてもいいかもしれません。


応援しています。


(ここまで繰り広げといてなんですが、まるで見当違いだったらごめんなさい!)



カウンセラーめぐ


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