【ココロノマルシェ】変わってしまった夫を元に戻せませんか?

こんにちは、カウンセラーめぐです。


今回はココロノマルシェに寄せられたご相談にお答えします。


「別人のようになってしまったダンナさんに変わってほしい、元に戻ってほしい」という願いが叶うかどうかは分かりません。
でも、そう思ってしまうくらいに、ずっと頑張ってきた自分を認めてあげてほしいのです。


まずは自分を労わって、心と体という土台をしっかり整えましょう。
そして、自分軸を意識することと、選択肢を作ることをご提案しています。



※ココロノマルシェ
根本裕幸氏の弟子であるカウンセラーたちが、寄せられたご相談にお答えするコーナーです。
cocoro-marche.com


===ご相談===
変わってしまった夫を元に戻せませんか?
pistaさん


1年ほど前から変わってしまった夫についていけず、悩んでいます。

元は穏やかで明るく、機嫌が上下することはほとんどない人でしたが、
変わってしまったきっかけが2つありました。

1つめは、夫が40歳になったこと。
よくあることですが、節目を迎え、
「残りの人生をいかに充実させるか?」という焦燥感が出てきたそうです。(本人談)

きっかけ2つめは、夫の会社の制度変更。
営業職の夫は、新卒で現在の会社に入社し、以来ずっと【完全歩合制】で働いてきました。
年収が上下することはありましたが、夫なりに努力し、一般的な同年代の会社員よりは多く収入を得ていました。

ところが、その制度が1年前から一変。ほぼ固定給制度に。
社員の給与格差をなくすという目的だったため、
給与が高かった夫は減収した上に、給与査定のカギを握る上司の顔色伺い残業が増えてしまい、ストレスMAX状態。

以降、生き急ぐように、24時間365日、ピリピリと忙しくするようになりました。

・在宅中はほぼずっとイヤホンをつけてスマホでビジネス動画視聴。
・話しかけても返事は「うん」のみ。
・休日は、子どもと私を連れて「新しい場所」へおでかけ。
(行ったことがある場所は、同じ経験しか積めないからダメという謎ルール)

特に私への負担が大きいのは3つ目の休日のお出かけ。
近所の公園等は行き尽くしたため、最近は県外まで高速に乗って車で出かけるようになり、早朝~夜遅くまで動き回るので、ヘトヘトになります。

体調を崩して寝込んだ私が、自宅で子守をしながら横になっていたところ、
仕事から帰宅した夫に

「子守しながら寝るなんて、本気で治す気があるのか!?」

と叱られ、目が点になりました。。

以来、私は自宅にいても緊張が取れず、胃腸炎を長い間患っている状態です。。

「他人は変えられない、自分が変わらなきゃ」と思い、
自己肯定感をあげるワークなど一生懸命取り組んでいますが、
正直、心身ともに日々の生活もままならない疲労度なので、私より先に夫に変わってほしいという気持ちでいっぱいです。。

すっかり人が変わって、私の話には耳を貸さぬ夫ですが、
変わってもらえる方法はないのでしょうか?

アドバイスいただきたく、お願いします。

※根本先生には一度だけお話しできるチャンスがあり、その際に、
「歩合制を失った夫は生き甲斐を失くしたも同然。今、生き甲斐探しに必死と思われる」とコメントをいただきました。。

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pistaさん、こんにちは。
カウンセラーめぐです。


ココロノマルシェへのご相談ありがとうございます。
体調のほうはいかがですか?


日常生活もままならないほどの疲労、緊張しっぱなしで胃腸炎が治らないというのは、相当に無理されているのではないでしょうか。


穏やかだったダンナさんが、いつもピリピリして話を聞こうともしなくなったら、不安になりますよね。


pistaさんは、ダンナさんの変貌に「怖い」「受け入れられない」「消化できない」という気持ちも感じてらっしゃるのかなと思いました。


体調が悪いのに、理不尽な怒られ方をしたpistaさんの驚きと悲しみを思うと、私も心が痛みます。


pistaさんは、ダンナさんを理解しよう、支えよう、受け入れようと、すごく頑張っていらっしゃいます。
十分以上の頑張りです。


ここまで頑張ってきたからこそ、人を変えることはできないと知りつつも「夫に変わってほしい。穏やかで明るい夫に戻ってほしい」と思われるのも無理ないことだと思います。


だから、私が最初にご提案するのは、「自分をいたわりましょう」です。


体調が悪いと何をするにも大変ですし、いつもなら簡単にできることが何倍も難しくなります。
心と体をできるだけ休めて、土台をしっかり作りましょうね。


お子さんが小さいと、お風呂にゆっくり入るとか、カフェで寛ぐなどは難しいかもしれません。
簡単に出来そうな方法を、後ほどいくつかご紹介しますね。



その次が、「自分は自分、を意識しましょう」です。


自己肯定感をあげるワークにも取り組んでらっしゃるとのことで、素晴らしいことだと思います。
が、もし、それが自分に無理をさせることになっているなら、ちょっとお休みしてみませんか。


とはいえ、自己肯定感や自分軸は大事なので、pistaさんにとって簡単にできることだけ取り組んでみてはいかがでしょう。


「私は私」を意識するだけでもいいです。


もう少し余裕があるなら、
自分がどうしたいのか、どんな気持ちでいるのか。
自分自身に訊いてあげてくださいね。


どんな答えが自分の中から返ってきても、正直なところを、そのまんま受け止めてみるといいですよ。


「あ、そうなんだ~」って受け止めてから、「じゃあ、どうする?」です。


例えば、週末の遠出について私はどうしたいか、自分に問いかけたら「めんどくさい」と返ってきたとします。
「そんなこと思うなんて、私は冷たい!」とか否定せずに、「そうなんだ」と受け止めます。
(受け止めよう、と思うのでもいいです)


この「めんどくさいと思っている私」を踏まえつつ、どうするかを考えます。


・体調がいまいちだから行きたくない、ごめんねと夫に伝える。
・子どもと二人で行ってきてくれる?と夫に提案する。
(お子さんの年齢などによっては難しいかもですが)
・めんどうだけど、今回は行ってやってもいいか、と夫と一緒に出掛ける。


などなど、いくつか選択肢が出てくると思います。
どれを選んでもいいです。


大事なのは、選択肢があることと、選ぶ(決める)ことです。


自分の気持ちを知ったうえで選択をするのと、自分の気持ちを押さえつけたまま選べないと思っているのとでは、全然違います。


自分の気持ちを押さえつけるのもエネルギーがいりますから、pistaさんの疲れの何割かは、ここから来ているのかもしれません。


なので、ちょっと意識してみてくださいね。



そして、「夫に感謝を伝える」。
pistaさんが相談文には書いてらっしゃらないだけで、これまでも伝えてらっしゃるかもしれません。


ダンナさんが焦ってらっしゃるのは、ご自身の問題のほかに、家族であるpistaさんとお子さんに対しての責任感もあると思います。


pistaさんもそれを理解してらっしゃるから、ダンナさんにいろいろと気遣いをしてこられたのではないでしょうか。


「頑張ってくれてありがとう」など、簡単な言葉でもいいので、感謝の気持ちを伝えることができていれば、自分にOKを出してあげてくださいね。
ダンナさんは、もしかしたら今は感謝の言葉すら受け取れないかもしれませんが、水やりする気持ちで伝えてください。



寄り添うのも愛だけど、共倒れにならないのも愛です。


ダンナさんが大変そうでも、pistaさんはpistaさんで、自分のペースで日々を楽しんでいいんですよ。
自分が笑顔になれることを見つけていきましょう。




ということで、小さなお子様がいらっしゃるであろうpistaさんにも取り組んでいただけそうな自分をいたわる方法をご紹介しますね。


《自分をいたわる方法》

●レンジで蒸しタオルを作って、首筋や肩、お腹に当てる。
(市販の蒸気で温まる系のグッズを活用するのもいいです)


●コンビニで好きなスイーツやお菓子を買って食べる。
(お値段を気にせず、自分が食べたいもの、好きなもの、気になるものを選ぶ)


●呼吸が深くなるストレッチをする。
(「呼吸 トリセツ」で検索してみてください)


●自分が光に包まれているイメージする。
(たった数秒でも、うまくイメージできなくてもOKです)



そのときに
「私、えらいわ~」
「私、頑張ってるわ~」
「私、素敵だわ~」
という言葉を添えられたらなお良し、です。


上記を参考にして、pistaさんなりの、自分を労わる方法を探してみてくださいね。


pistaさんの優しさを、周りの人だけでなく、自分に向けるのを忘れないようにしてください。


pistaさんの心と体が和らぎ、穏やかな日々が送れますように。




カウンセラーめぐ


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